2007年 初春のおよろこび申し上げます。
穏やかな1年でありますよう、お祈り申し上げます。
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『私と高知城』 栗原 治様
来い来いという高知の知人に誘われ、ブラリ旅を決め、うまい酒とうまい魚を期待し、市内のホテルに宿をとり、早朝の散歩がてら、板垣退助の銅像を見に出かけました。
高知城を目指して角を曲がると、そこにはなんと、白いセーラー服姿の乙女達が次々と登校している場面に出会い、50歳も近い「オジサン」の私は、しばらくポカンと見とれておりました。それは美しい光景でありました。
夜になり「赤い靴」というラウンジバーに迷い込み、暗闇の中の気高い高知城を見た時、朝の乙女達の白いセーラー服と重なり合い、その夜は、なかなか眠りに落ちませんでした。
翌日、知人にその話をしたところ、「家内の母校だよ」とのこと。
30数年の時の隔たりをつくづくと感じました。