夜の高知城ライトアップクラブ
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2006年5月5日 18時12分
私の青春時代、「青春の城下町」という歌が流行っていた。「登れば見える〜君の家。灯が窓にともるまで〜」という感じ。あれは八十八夜も近い頃、女子大との合コンの後、薄暗い高知城へ。極普通のおんなのこであった。登口には板垣さんが立っていた。「君の家は何処?」「五台山の向こう側です。」「五台山がじゃまで見えんねー。ようし!俺が五台山を削ってここから見える様にしてやるよ。」彼女は不思議そうに「えっ?」(変わった男と認識した感じであった。)
本丸へは入れなかったので二の丸で彼女の手を握ったのを思い出す。
やぶ蚊にも数カ所くわれていた。それから登った道を降りた。板垣さんも右手で五台山を指していた。「ようし!削るぞ。」それから数回彼女と逢ったが・・・。そのまま今に至る。あれから三十年。高知城へ。板垣さんはじっと五台山を指していた。本丸へ。「ああ!あの時五台山を削らんでよかったな。」「彼女はどうして居るろか?」「元気なら五十二、三。健康優良児タイプだったので、きっとおばーちゃんに成っているだろう。」新緑の五台山は輝いていた。
サーチライトに浮かんだ高知城を遠くに、水割りを。あの時を思い出す。「よかった。よかった。」高知城よ永遠に。五台山よ永遠に。
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